当店が考える車両整備

より適切な整備・・計測機械の充実を図っています。画像:asnu 提供

●ASNU施工価格表(税込み)  2009.11.1現在(ユーロの変動にて価格が変更に成る場合が有ります。)

Aプログラム    インジェクター測定 一本  3150円 流用IJ の吐出量の測定及び新品及び中古IJの特性把握に。測定書発行します
Bプログラム    インジェクター診断 クリーニング 微調整 一本  4200円 使用済みIJの測定及び微調整、クリーニング作業です。 測定書発行します。
上記opt       噴射パターン変更 一本  1050円 エンジンポート形状に最適な2ポート角度を実現します。
その他 メンテナンスショートパーツ 525円〜1050円 2007.12.8日現在 フィルターピンドルキャップの交換を要する場合に別途請求となります。

2020年1月1日
今年も良い情報を掲載して行きます。


2008.3.31
最近の一般整備事情
★トヨタで多いトラブルはJZX100系統のフロントロアアームボールジョイントのガタによる異音です。アッパーアームのボールジョイントのガタによる異音も発生しますので注意が必要ですね。

★依然減る事の無いブレーキ周りのトラブルです。
第一にブレーキキャリパーの固着です。これはブレーキオイルを交換せずに長くオーバーホールせずに使用した車両に多く見受けます。
水分を含んだブレーキオイルが揮発して錆が発生します。ブレーキオイルは一年に一度は交換をお勧めします。


2008.5.30
エンジン破損症例です。

エンジンオイルをメーカー推奨期間よりも長く使用した場合、こんなスラッジの体積が起こり、最悪の場合
エンジンメタルの破損を引き起こす場合があります。
下のエンジンは三菱ナチュラルアスピレーションエンジンでメーカーは1年15000キロを推奨していますが、シビアコンディション下での使用の際は6ヶ月7500キロでの交換を推奨しています。使用状況で1/2も走行数が変化していますね。ここの判断はユーザーに託すと言う事になっています。
注意)車両で交換時期、オイルの種類が大きく異なっています。皆さまにおいては、必ずその車両の整備手帳を見て、使用オイル、オイル交換時期を確認して下さい。
20万キロ走行を目標とする場合は早めのエンジンオイル交換を行うようにしましょう。環境問題が騒がれている昨今で、エンジンオイルの使用量、交換サイクルの延長等も
課題とはなりますが、折角の大切な愛車をトラブルから守る事も環境に貢献しますね。

オイル交換サイクルが長くスラッジが堆積したエンジンです。
エンジンスラッジ発生はオイル漏れ、オイル消費過大のトラブルを引き起こします。


2008.1.1
明けましておめでとう御座います。今年も勉強を欠かさず良い整備を提供してゆきます。ステイ自動車整備センターをどうぞ宜しくお願い致します。

2007.12.11
------加速不良、ノッキング発生燃費悪化----- 〜インジェクタートラブル症例

トヨタラウム5Eエンジンの過走行車(11万キロ)の低速域のパワー不足とノッキング発生とインジェクターの因果関係を点検することにしました。

●やっと着手しました。半年前に同じ理由でニューテックNC900を施工しました。トルク向上とノッキングの緩和に威力が有りました。
しかし、未だ軽いノッキング(カリカリ音)が止まりませんでした。
コンプレッションも問題無し。プラグ、プラグコードの交換も行いました。一通りの点検を行いましたが、新車時のパワーは何処へ・・・
今回アズニューを導入してシイジェクターの点検が出来るようになりました。

いよいよインジェクターを取り外しての点検です。

●先ずはデューティー50・50にて動的全噴射量を点検します。一番左が3パーセント多くなっていますが、まずは誤差範囲に入っていました。
@103A101B100C100

色々なテストを繰り返しましたが、この車で今一番不具合が出ている部分をクローズアップする事にしました。
2500回転付近で6msの時の噴射ムラを診断しました。

これは酷い・・・・・・・@101A95B95C97
これだったらパワーも無くなりますよね。誤差最大6パーセントです。しかも純正のクローズドループ領域に絡んできますから、尚更予測できないアンバランスになるでしょう。

早速洗浄作業開始です。10分の洗浄による効果は下の通り。

2500回転、6msでの噴射量の誤差が洗浄前に比べて格段に良くなっています。但し、2番IJは残念な事に余りよくなりません・・数回クリーニングを繰り返したのですが、変化ありませんでした。このインジェクターはいわゆるはずれだったのでしょうね。
@100A95B99C100

さて、早速走行テストです。

驚きました。

@アイドルのブルつきが全くありません。新車同様です。
A空吹かしが軽くなりました。
B走行してビックリ!今までオーバードライブ切って走りたくなっていたトルク不足が嘘のように良くなり、オーバードライブスイッチを切る必要が無くなりました。
又キックダウン直後のガクッと落ち込むパワー不足も有りません。
Cあれほど消えなかったノッキングが見事に消えました。
インジェクターの汚れはかなりお車の健康状態を損ねてしまうのが私も体感しました。

あの2番のインジェクターを良品に交換すれば・・より良いフィールになる事うけあいです。



2007.12.8

インジェクタートラブルで多いのが息つき、燃費悪化、純正の持つ排気ガス浄化機能の主な機能である、自己学習機能のズレを引き起こす重要なトラブルです。
インジェクターとはコンピューターが各センサーからの入力信号から燃料、点火時期等を演算し、アクチュエーター(駆動部品)に伝達しています。その人間で言う脳がCPU神経が配線アクチュエーターが筋肉と言うことでしょうか。
点火はスパークプラグが末端の駆動部品です。プラグは環境と燃費に大きく影響しますから交換指定となっていますね。さて、燃料の末端部品であるインジェクターは??

インジェクターも汚れによる吐出量の経年変化が起こっていますが、今までは点検できる機材がありませんでした。
これからはASNU(アズニュー)で快適なカーライフをご提供出来ると自負しています。
何となく調子が悪い、燃費が悪い等で診断機に現れない不具合・・それはインジェクターの汚れによるトラブルが潜んでいる可能性が有ります。



●当店は大切なお車をお預かりし、自社でシャーシからエンジンまでトータルにカスタマイズを行える整備センターです。しかし基本はあくまでも自動車整備です。自動車工学です。この基本無しには、お車のカスタマイズは行えませんし、行った後の安全性、及び、合法性が著しく低下する場合もあります。

●皆さんは自動車整備にどれだけ関心がありますか? 自動車整備とは、国土交通省が取り決めた車社会の安全運行に必要な点検保守管理制度です。

●自由化により、合法で車のカスタマイズが頻繁に行われるようになり、専門知識が無くても車をあたかもおもちゃのように整備している個人が多くなったように思います。特に分解整備を伴う非常に危険な作業も行っている個人が存在します。

●現代の車は壊れるか?車検整備は本当に必要か?等の疑問が少なからず有るようです。(ここは国土交通省が現在調査中とのこと)

●当店では、車検も行っています。しかし、ユーザーの車 両整備に対する関心が薄いことに改めて、当店が何らかを発信してゆく必要が有ると思い、このページを開設致しました。実際の車両整備での出来事や、車両を長く乗るための秘訣等の実際を掲載します。

ずばり!カスタマイズした車両こそ、優良店での点検整備が必要です。

逆に言うと、当店でカスタマイズした車両は、当店の定期健診を受けていれば、何処でも車検が受けられるということにも成ります。




2007.7.24
タイミングベルト交換の重要性です。
通常タイミングベルトの交換は10万キロメーカー指定となています。その理由としては走行不能(エンジンがストップします)及び最悪はピストンとバルブの突き上げが起こり、エンジンによっては破損にまで及ぶ恐れがあるからです。最近のエンジンはタイミングベルトが無くなりつつありますがタイミングベルト交換必須車両が多いのが現状です。以下の写真は交換時期を怠った事によるトラブルでは有りませんが、ピストンとバルブが激しく衝突した結果、バルブが折れ、ピストンにバルブが突き刺さった物です。タイバルが切れても同じような状態になるエンジンも存在していますので注意が必要です。

バルブが折れてしまい、ピストンに突き刺さってしまいました。

修正は出来ますが出費が嵩みますので定期点検による良い環境でお車を使用してください。


2007.7.20
皆様のお車は元気に走行していますか?
最近ステイで多い不具合はエンジン内部、スロットル、サージタンク内部のカーボンが引き起こすエンスト、トルク不足等の不具合です。実際電子制御スロットルが多くなってきた昨今ですが、長所はこれらカーボンによるエンジンの運転性能の安定化も視野に入れています。がしかし、予想も出来ないカーボンの体積により、アイドル不安定になることは、事実なのです。理論と現実の違いですね。特に三菱GDI平成初期車はこれらトラブルは予想を上回る台数ではないかと思っています。「自分の症状ってこれかな?」って思う方は改善出来る可能性大ですね。

それとブレーキの引きずり・・ブレーキは重要保安部品です。車検整備のシーンでブレーキの引きずりが起こっている車両が多くなっています。原因はキャリパー内の錆が原因ですが、その錆を誘発しているのが水分を含んだブレーキオイルであることは余り知られていませんね。ダストブーツの密着不良による水分の混入もありますが、先ず出来る予防策としてはブレーキオイルの定期交換(最低でも2年に一度)が必要ですね。昨今の後整備(今壊れていなければ車検通りますが、明日からの故障はオーナーの責任ですと言う意味です。)導入によりただ検査ラインを通れば車検証だけは発行されますが、検査後にブレーキ周りトラブルの発生報告は多数寄せられています。ブレーキ周りの点検は車検整備の要です。車検時の分解整備は国土交通省の定める認証工場又は指定工場でしか行う事が出来ない社会的に責任のある作業です。


2007.1.1

明けましておめでとうございます。今年も安全整備に努めて参ります。ステイ自動車整備センターを宜しくお願いいたします。


2006.7.1

最近多い整備はブレーキの不具合・・特にブレーキキャリパーピストンの固着です。車検整備時にブレーキのオーバーホールを行わない車両が2年後の車検時またはそれ以降にブレーキの引きずりによりブレーキパッドの偏磨耗とブレーキディスクの発熱を誘発させています。予防整備は必要ですね・・このトラブルが発生すると、お車は安全に走行できなくなってしまいますので4年に一度(車検2回に一回)はブレーキキャリパーのオーバーホールを行ったほうが無難です。jafのお世話にならない様に・・・ ステイからのお知らせでした。

2006.3.15

最近良く修理となる部分の紹介です。下の写真は日産SR20のクランクシャフトプーリーのオイルシールからのオイルの漏れの修理のワンシーンです。エンジンのオイルシール類から非常に多くオイルが漏れている車両を見受けます。何故漏れてくるか?ズバリ、エンジンオイルの劣化です。

エンジンオイルの油膜の保持が弱い物や(スカッフ吹き抜けガスが出やすくなる)エンジンオイルの交換メンテナンスを怠った場合、ゴムで出来ているシール類を硬く変質させ、結果、オイル漏れとなります。

出てしまったものは新品と交換するのが一番良い方法です。なので予防が必要です。

予防はズバリ、ある程度良いエンジンオイルの使用と、定期的にエンジンオイルの交換をする事。この2点です。これを励行したお車のオイルシールは永年に渡り驚くほど新品に近い柔軟性がある物ですよ。(^_^)

思わぬ出費を防ぐ為にも是非励行してください。


----車検整備----

@車検受注(色々な受注状況が存在します。勧誘、知り合い、店舗顧客等。車検整備は現在、ユーザーサービスの観点から量販店でも分刻みの車検整備が行われています。が、基本点検以外の修理依頼は効率の問題により、好まれない様です。)

A車検見積もり(お客様の要望を加味しながら、法定点検では足りない項目を、その整備工場なりの作業工程を提示します。)

B車検整備(作業です。車の年式等により、この時点で色々な障害(不良箇所)が生じます。その都度お客様に連絡できない場合は後整備で取りあえず車検整備だけは完了ということも有るようです(何のための車検??)これは余りにも車検整備料金の低価格化が進み、効率を上げなければ利益が出ないなどの理由から起こります。

C納車整備状況の説明をしっかりと行ってくれる店は優良店です。


質問:車の重要な整備って本当に有るの?

回答:ズバリ!有ります。例えばこんな故障が有ります。

@車を走らせるとカタカタと変な音がする。

このシャフトはエンジンの回転を最終減速機まで伝えているプロペラシャフトです。(船舶のプロペラ駆動シャフトが由来)錆汁が出ているのが分かると思います。この錆汁が有る部分は、必ずトラブルを抱えています。このシャフトは距離数13万キロを走破した自動車の物です。やはり距離数が伸びるとトラブルが出始めます。10万キロを境に定期点検を必ず行いましょう。ちなみにこのシャフトが脱落すると事故に結びつくことも有ります。

Aステアリングが重くなった或いは思いどうりに曲がらない気がする。

思いもよらぬトラブルも有る物です。このレバーはステアリングを操作した力を左右に振り分ける物ですが。このレバーの取り付け部のテーパー部ががたつき、操作力が逃げていました。ナットが脱落すると事故に繋がってしまうでしょう。こんな部分は定期点検を行わない限り発見不可能です。


2005.1.29

ドライブシャフトブーツの破損が多いため、整備の実際を掲載します。

車検時に発見されがちなドライブシャフトブーツの破損です。最近は特に多いような気がしています。このブーツはシャフトベアリングを焼きつきから守っている重要な部品です。シャフトから異音(かたかた)が出て初めて整備となるケースが多いです。多分6ヶ月点検制度の廃止と後整備による最低限の整備(予防整備が少なくなった)ユーザー車検制度等が主な理由と思いますが「音」が出る前ですとブーツの交換だけで費用も大分安く治まります。予防方法は法定点検による予防整備以外ないのですが、壊れる前兆は有りますので自分で点検できる方法を紹介します。

壊れてしまったブーツです。これでは中のグリースが飛び出して潤滑出来ずにシャフトのガタが出てシャフト交換になってしまいます。

これは早期発見によるシャフトブーツのみ交換した状態です。費用は約10000円程度です。

シャフト交換になると約3万円程掛かってしまいます。

 

そうなる前に・・ハンドルをどちらかに目一杯切ってシャフトブーツを点検して下さい。写真のブーツの真ん中に亀裂が入っているのが判りますか?こうなったら敗れる一歩手前です。この時点でのブーツ交換で出費は約1/3で済みます。

皆様是非自分で点検してみてくださいね。


 

車の錆について ☆

自動車の下周りの錆びは放って置くと、大変なことになります。初期の錆であれば(進行性の赤錆)早期に対処し、食い止めることも出来ます。車検整備等で施工されているシャーシブラックが良い例です。2年に一度の施工で錆を食い止めようという訳です。

 多分一度も錆止め処理を行っていなかったと思われる車両の下回りです。

 このように施工後の車両は、美観と安心が備わります。

愛車の大敵!錆について

錆のメカニズム株式会社ソフテム様のページを是非閲覧してください。

について、単純明快な回答が得られたと思います。結果から申し上げると、車の防錆の主は塗装皮膜で行われており、実はこの皮膜は、剥がれてしまうと自動車の使用環境から言って、「錆」てしまいます。

注)錆が激しくなると、最悪の場合フロアが抜ける、燃料タンクが落ちる・・等の故障が起こります。

10年選手の車両(僕もここら辺の車両が味があり大好きです!)は特にここをしっかりと見てもらいましょう。

●錆に弱い低年式車及び冬季の道路凍結防止のエンカリ散布が車にとってどれだけ有害なのかご存知ですか?ピカピカの新車の下回りも3年で真っ赤な錆が発生してしまいます。

●防錆処理塗装皮膜には防錆力の強弱があります。(金額もそれぞれ異なりますので、要見積もりですね。)

●錆が激しい車両への恒久的な処理としては赤錆を黒錆に変えるような種類の処理剤も有りますが、やはり予防策を怠らなければ大きな錆は発生しません。

●一般的な予防策はやはり、定期的な錆止め塗装や錆防止材の施工が有効です。

★下回りの防錆及び錆が出初めてしまったお車のケアーに是非お勧めの防錆処理が有ります