Nagaoka Evo1 spec Tomei2.2l Hks In264Ex272 Camshaft Gt3240Turbine Hks FconVprover.2.0etc..tuned byRTS.2000year.
いよいよフューエルラインの作成、及びエンジン始動までを一気に報告します。
フューエルラインは軽量とコストパフォーマンスに優れたプロライナーを使用します。
プロライナーはアルミ製のパイプです。加工性に優れており、専用ベンダー、カッタ
等で確実に作成していきます。アルミの性質として曲げ戻しに弱いので、慎重に加
工していきます。(競技専用ラインとなります)
トランクルームに配置されたコレクタータンク及びフューエルシステム
まさしくドラッグ!
ラインにはコレクタータンクを使用し、ラインのエア混入を極力防止します。ノーマルタンクから汲み
上げられた燃料は、ボッシュポンプx2でインジェクターへと圧送されます。
ポンプ電源はバッテリーから直に取ります。
いよいよcpuの初期セットアップです。
今回使用するエンジンマネージメントはHKSのFCON-V PROです。このコンピューターはβ版の時点
では、とてもセッティングに時間が掛かる物でした。
しかし現在の製品版となってからは、とにかく使いやすくなりました。6月にリリースとなったver3.0に至
っては、もう究極のセッティングツールを装備しています。このvproのインターフェースがユーザーも操
作出来る物になれば、(オープンテキアクチャー)本気でチューニングしてるユーザーにとって、とても
良い環境でチューニングライフが送れるのではないか・・そう思いますね。
メーカーいわく、保証の問題があると言います。確かに点火時期3度でエンジンブロー・・これは確か。
しかし、使用したいユーザーは覚悟の上なんです。自分でセッティングしてブローしたって文句は言い
ません・・と言うかそこら辺は信じたい物です。
ちょっと話は脱線しちゃいました。
初期セットアップが終了していよいよキーを捻ります。「キュキュボボ・・キュキュキュキュボボボ・・・・
エンジン始動出来ない・・?」さあ何故か?現在の時刻AM1:00をまわっています。だめだ今日は止め
よう・・ちょっとぼーっとする頭だとエンジンすら掛からない・・・
---自宅にて---
何故始動困難なのかな?今の頭じゃ分からない・・先ず寝よう・・お休みなさい・
---翌日---
通勤車両の中で問題解決
今回の仕様変更点・・多々あり・・圧力センサー2.5K対応品に変更・・変換テーブルは良いし・・ん?
前回作ったマップの負荷軸が・・思ったよりも軽負荷を読みにいく・・これだけじゃん!
ショップに到着直ぐさまマップ制作、一発始動!快調にエンジンは回転を続けます。
セットアップ終了!エンジンは快調に始動しました。
エンジンが始動したら、オイル漏れ、水漏れ、異音、等確認します。
全てOK!
そしてしばらくエンジンを2000RPMで固定、オイルをなじませます。同時にVPROは空燃費を学習し、
適正噴射マップを構築していきます。
後はRTS流のセットアップ法でマッピングを施してゆきます。約2時間後にはナラシが出来るマップが
出来上がりました。
今回のエンジンは、まんまドラッグエンジンです。しかしストリートでの使用もできないと・・答えはエンジン
のリメイクではありません。セッティングです!ドラッグエンジンのラフさをカバーするセッティングです。
今回のセッティングでの課題となったのは主にアイドリング性能です。
アイドリングをスピードデンシティー制御とし、それ以降をDジェトロにしてエンスト、ハンチング、始動性
を向上させます。(VPROならではの技です。)
これでアイドリングは安定しました。
今回で最終回の予定でしたが、話が長くなってしまい、延長戦へ突入となります。次回はナラシのインプ
レッションをユーザーの声で伝えたいと思います。
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